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最後にして最初の人類 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 最後にして最初の人類
製作国アイスランド
上映時間71分
劇場公開日 2021-07-23
ジャンルSF,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 SF小説の古典であり近代SF小説の礎を築いたとも称される原作の長編小説は残念ながら未読ですが、一時間余りの比較的短い尺の中で、原作のエッセンスを言葉少なに凝縮したメッセージが、じんわりと伝わって来ます。

進化の変遷を繰り返し、現在の人類とは異なる種族ではあるものの、20億年の歩みがいかに凄まじいものだったかを思い起こさせてくれるのは、感情を抑えながらも説得力に溢れる優れたナレーションのなせる業と思えます。

そして、恥ずかしながら個人的にはその存在を知らなかったスポメニック(戦争の記念碑ということですが人体を模した巨大なオブジェのようにも思えました)の圧倒的な存在感に満ち溢れた映像と、監督自らによる荘厳で壮大なBGMの効果が絶大であることは言うまでもありません。

未来人は我々現代人に一体何を伝えようとしているのか、また、それは崩壊していく運命から未来の地球を救い出すことに繋がり得るのか。只管観念的であるこの作品の中では、何も教えてくれません。

説明的でないことが美徳と思えてくる作品でした。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-10-24 21:52:57)
その他情報
作品のレビュー数 4件
作品の平均点 5.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.71
このレビューの偏差値 70.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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