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《ネタバレ》 都会から遠く離れた村の村人たちが、秘密を共有しつつ排他的に暮らしを守り、それを崩そうとする者に対しては手段を選ぶことなく対応し、人殺しさえも厭わないといった物語。このように書いてしまうと結構既視感のある物語かも知れません。
ただし、主人公自身がその村の出身者である、ということが他の作品との違いでしょうか。加えて、村人たちが排除しようとするのが純粋に余所者ではなく、一度村を離れて戻って来た者、つまりは元々は余所者ではないというところが、この作品にオリジナリティが感じられる部分です。 ただ、物語の背景はかなり省略されていて、寧ろそれがテンポをよくしているのかも知れませんが、モヤモヤ感が残る展開、そしてエンディングでした。 何故マイクはナイフ投げ事故にのめり込んで行ったのか?単に犯罪捜査官の本能が目覚めたからなのか? 何故マイクはサーカス団にすぐに村を出るよう強く訴えたのか?村人の過剰な反応と地元警察の無関心さから、報復によって更なる犠牲者が出ることを恐れたからなのか? 何故マイクは死体を発見して警察に電話したにも関わらず、自ら電話を切り単独捜査をし始めたのか?誰かを守るためなのか? そして最も理解出来なかったのは、何故マイクは自分を殺そうとしたエヴァを許したのか?ラストシーンでエヴァは身重のように見えますが、お腹の子がマイクの子なのか?だから彼女を許すのか?それとも彼もまた村人に戻ったからなのか? この他にもまだまだ何かとスッキリせず、消化不良感が激し過ぎました。なので、そこそこ楽しめましたが5点献上に留めます。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-01-10 11:30:39)
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