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《ネタバレ》 公式サイトで高橋監督の本作に関する並々ならぬ思い入れを知りましたが、タイトルにもなっている「霊的ボリシェヴィキ」という概念について個人的には全くと言うほど知らず、テーマが解らない中での感想です。
正直なところJホラーはあまり好まないのですが、本作の持つ独特の不気味さには冒頭から集中出来ました。ホラーあるある的な演出もあることはありますが、単なる幽霊譚ではなく、かと言って超常現象に特化した流れでもない。洋画であれば「悪魔」の存在によって物語の主題が語られて行くことが多々ありますが、本作の場合、この世のものではない何者かの存在は仄めかされますが、決して具体ではない。これはある意味恐いです。 幽霊が現れたり、霊界からの声が聞こえたりという展開で、やがては参加者が取り殺されて行くというお約束的な流れであれば、本作に対して興味は持てないところです。しかし違いますね。実験参加者が皆「死」を感じたことがあるというところがヒントなのでしょうか? 観賞前は、タイトルからして何かしら政治的な意図が盛り込まれているのかなと少なからず思っていましたが、鑑賞後にはその感覚はなくなりました。「死」の実態、「生」と「死」の関係性、そういったテーマなのかなと漠然と感じた次第です。 ただし、研究助手の最後に選んだ行動は一体何だったのか?突然の展開に衝撃を覚えましたが、彼女の行動が意味するものは「この世のものではない何者か」の意志なのでしょうか?そして新たな命の誕生?今ひとつスッキリと理解出来ないままでした。 異色のJホラーに迷った末6点献上します。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(邦画)] 6点(2024-01-28 11:15:24)(良:1票)
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