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《ネタバレ》 「ヤングケアラー」についてソフトに語った短編。敢えて「ソフト」と評したのは、往々にして厳しい現実を前面に押し出してしまいがちなテーマを、ケアを受ける母親は優しさに溢れた存在として描かれ、ケアをする娘は我慢に我慢を重ねながらも決して逃げることのない強い存在として描かれ、更にはサポートするワーカーも職務に真摯に取り組む包容力のある存在だし、娘のダンススクール仲間の少年も優しさに満ちていてキチンと分別がある存在で、ある意味恵まれた環境と言っても良いでは?と思えるぐらいに描かれているからです。
斜に構えてしまえば理想論に彩られているように思ってしまいそうな作風。でも、本来あるべき姿を奇を衒うことなく表現していることに好感が持てました。社会問題の捉え方として、短編ならではのこの切り口もありだな、と思えた1本でした。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(邦画)] 6点(2025-06-08 17:17:09)
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