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《ネタバレ》 漱石の「変な音」をアレンジした人形劇。原作とは少々話の流れと言うか視点が異なるものの、原作と同様に他者の在り方を通じて主人公が命や生き方について気付いていく物語ですね。
基本モノクロの人形劇で、ラストに主人公の疑問が解消され、生きる喜びを感じ取るところで画面に広がるスクラッチアートのみがカラーになる。この演出は好きです。 ナレーションに合わせた人形の精緻な動きが素晴らしく、人形劇であることを途中忘れて観ていました。実写でもアニメでもなく人形劇で表現したことは正解だと思います。ストレートにテーマが表現されていると言うか、雑念なしに素直に作品世界に入って行くことが出来ました。 個人的には人形劇を見る機会は随分と減りましたが、改めて一つの表現手段として魅力的だなぁと感じた次第です。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(邦画)] 7点(2025-06-13 14:00:29)
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