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《ネタバレ》 小学生ぐらいの友だち関係アルアルなお話。仲良し四人組かと思いきや、4年生ともなれば個性も自己主張もそれぞれ。当然、さっきまで仲よく遊んでいたかと思えば、ふとしたきっかけで大喧嘩とか仲間外れとかが勃発、なんてことは日常茶飯事です。そんな日々だから学びもあるし成長もするし、些かくすぐったい言い方ですが友情だって育まれる訳ですね。子どもたちの心の成長を描いた作品は、勿論既に有名無名多々ある訳ですから、このテーマでの短編作品は結構ハードルが高かったのではないかと。
本作は少年の一人が所謂問題児。ここで表現されている内容だけでは問題を起こす背景については解り得ませんが、おそらくは彼自身か家庭環境かに何かしらの問題があるのでしょう。そしてそれを支えてくれているのが日々友だちと過ごしている大切な時間。おそらく3人は彼のことを漠然と理解していて、だからこそ付かず離れずの関係性を保っているように思えます。大人だったらこうはいかないのではないかと。子どもと大人の残酷性は全く異なる訳で。 短編作品ならではの、説明的になり過ぎない中から作品テーマがじわっと浮かんで来る良作でした。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(邦画)] 6点(2025-07-12 11:51:01)《新規》
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