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現代社会の病巣、というよりも人間誰もが潜在的に持っているかもしれない狂気について描かれた作品だと思います。で、当然表現はかなりキツイものになる訳ですが、この作品では上手く抑えられていて、中途半端なエログロ映画にはなっていないと思います。主要な登場人物それぞれのキャラクターも解りやすく明確に描かれていて、誰もがその「一線」を踏み越えてしまうかもしれないという恐さが伝わってきます。ニコラス・ケイジも流石の演技だと思います。
ただ、何にせよ展開がダルイ。テーマ故に意図的にそのような演出にしているのかも知れませんが、2時間作品である必然性には疑問です。もう少しコンパクトにスピーディな流れで仕上がっていれば、あと1・2点上なんだけどなぁ… 【タコ太(ぺいぺい)】さん 6点(2004-09-08 00:44:49)
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