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私は京極ファンです。当然原作は発表と同時に読んでます。だから、うっかり期待してしまいました。これはハズレました。
そもそも、小説の映画化って(特に邦画にその傾向が強いような気もしますが)、何で余計な脚色やらサブストーリーやらが伴ってるんでしょうか?原作で感動して映画でも楽しめた作品って、ホントに数えるほどしかない感じです。この作品のように、原作が極めて優れている場合には、監督の余計な脚色にはホントに辟易としてしまいます。 テーマ自体は、一応は表されていると思います。(ただし、副題の「Eternal Love」は蛇足のような…) 同じく京極作品の、「覗き小平次」のテーマも少し入っている気がします。だから、もっとその線で押して欲しかったです。余計な流血シーン、何で必要なんでしょうか?伊右衛門、岩、伊藤、梅… 4人のみのキャスティングにして、むしろ原作よりシンプルに仕上げて欲しかったです。 この作品は、「四谷怪談」の新解釈。そこをもう少し意識していただいて、原作を超える作品を目指して欲しかったです。 【タコ太(ぺいぺい)】さん 3点(2004-08-10 21:46:47)
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