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クライマーズ・ハイ(2008) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 クライマーズ・ハイ(2008)
製作国
上映時間145分
劇場公開日 2008-07-05
ジャンルドラマ,サスペンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 原作と比べて「あそこが違う、ここが違う」と騒ぐほど子供ではない。でも作品のテーマにかか割ってくるとなると話は別。主人公の出自を私生児にしたり、家族と別居状態に描いたり、長女の存在をなくしたり、と原田脚本の改変は「改悪」と断じていいほど物語の価値を損ねている。個人的には、安西の息子との登山シーンを挿入する以上は、悠木の長女にまつわる告白まで描かないと意味がない。映画は息子との葛藤を匂わせながらも、こまやかな描写を怠っているために意味不明になっている。
逆に「大事故で失われた大きい命と日常の交通事故で失われた小さな命」は、新聞報道をめぐる問題意識として重要なポイントなのに置き去りにされたまま。全体として、映画が「大事故に遭遇して狂躁状態の新聞社」という風景の切り取りでしかなくなっている。
あまりに後味が悪かったので、鑑賞後、数年前に放送されたNHKドラマを見て口直しをしました。
satoshiさん [映画館(邦画)] 2点(2008-07-08 12:32:51)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 112件
作品の平均点 5.55点
作品の点数分布
021.79%
110.89%
276.25%
3108.93%
4119.82%
52118.75%
61916.96%
72219.64%
81412.50%
921.79%
1032.68%
作品の標準偏差 2.08
このレビューの偏差値 41.81
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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