| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 原作に思い入れが強く、ナウシカ、ラピュタなど好きな作品が多い二馬力なので、できるだけ冷静に評価してみようと思います。まずジブリ作品として。未見のものもあります(トトロ、千尋など)が、敵的役にも感情移入できる、憎めないなどの要素が必ずキャラクターに加味されていたのですが、今回は見あたらず。バイプレイヤーキャラ(ラピュタの息子たちとか)のみならず、もの言わぬキャラ(ナウシカのテトなど)も存在感がありましたがそれも… だいたい動かされているキャラの人数が少なすぎません? 一番気になったのは、アニメという視点を自由に出来る媒体で作ってるにもかかわらず、通常の想像力がおよぶ目の高さの画面だったということ。つまり実写だと「才能のない監督の低予算映画」です。アニメ細部の評価は他のかたが評されてる通り。誰かがジブリを真似て作った“モドキ”みたいな作品に感じられました。つぎにアースシーの物語として。原作を読み込んでないとわかりにくいですね。「帰還」の後半シチュエーションに「影との戦い」の主題を入れ「さいはての島へ」をまぶした、というところですか。「こわれた腕輪」のエピソードが気配だけだと、タカとテナーの関係はわからないんですけど。未読なのですが宮崎駿氏の「シュナの旅」という作品に、アースシーのキャラクターを当てはめて作っただけの“やっつけ仕事”なんじゃないですか? 指輪、ナルニアと完全映画化がようやく進んでこの不始末、どうしてくれるんだ(怒)
【shintax】さん [映画館(邦画)] 3点(2006-07-31 15:49:02)(良:1票)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |