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紙屋悦子の青春 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 紙屋悦子の青春
製作国
上映時間111分
劇場公開日 2006-08-12
ジャンルドラマ,戦争もの,青春もの,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 単館上映なので、小旅行して観てまいりました。久々の正統的日本映画です、会話の組み立てと時間の経過を、定点記録することによって記述した文法という意味で。日本風というと長まわし&長台詞が昨今の風潮ですが、適当に挟み込まれるクロースアップと引きの映像がメリハリをつけてくれます。シナリオもよく作り込まれていてすばらしい。いくつか瑕疵が気になる、たとえば横書きが左→右だったり、明石少尉が勝手に上がり込んで床の間背に座ってたり、アルマイトの色が違うとか、でもそれを補ってあまりある内容でした。これだけ戦争を淡々と描いた映画も珍しいのでは? 原田知世、永瀬正敏は九州の人ですから方言のニュアンスが肌についてるんですが、本上まなみは京都人なのによくがんばったと思います。イントネーションに違和感あるところもありましたが、宮沢りえの広島弁よりずっと自然でした。ただ、よその人、聞いて意味わからないところがあるんじゃないかな。それから少尉→大尉の変化がなにを表すか理解できない人も今は多いような気もします。私は静かに感動しましたが、画面だけ追ってる人にはつまらない作品としか映らないかも。
shintaxさん [映画館(邦画)] 9点(2006-09-16 14:54:09)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 20件
作品の平均点 6.60点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 2.01
このレビューの偏差値 55.94
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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