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《ネタバレ》 東方三博士の描写はお約束的珍道中な演出でおもしろかったですが… ふだん語られることのあまりないイエス生誕前の物語を簡潔に描いている点は評価できますし、ヨセフというほとんど日の当たらないキャラクターをクロースアップしていて「タメ」にはなりました。ただ、おもしろかったかと言われれば疑問符。台詞が英語なので、目や耳になじんでいる固有名詞とのギャップを字幕で確認しなければならずちょっと疲れましたし。イエスとヨハネの関係など、信徒じゃない人にはさっぱりわからないエピソードもありますから万人にはお勧めできません。マリア役を「クジラの島の少女」にしたのは正解かも。セム・ハム系の顔立ちじゃないんだけど、なぜかとてもマッチしていました。観ている途中、70年代に作られたイタリア映画の中世もの、たとえば「デカメロン」なんかに雰囲気が似てるなって思ってたんですが、エンドロール見てイタリア人スタッフが多いのに納得。それから、観客にはミッションスクール出身のおばちゃんたちが多いですから、おしゃべりと香水系の臭いは覚悟して行ったほうがよいかも。あ、シスターたちもいたな。
【shintax】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-12-18 08:36:05)
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