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0課の女 赤い手錠 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 0課の女 赤い手錠
製作国
上映時間88分
劇場公開日 1974-05-21
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,刑事もの,エロティック,漫画の映画化,バイオレンス
レビュー情報
作り手が統御し得ない火、水、風の要素が画面内で不定形に狂乱する。

水飛沫をたてながらバスタブに後ろ向きに突っ込んで悶死する一等書記官と、バーのマダム。
泥水の水溜りも、ことごとく画面に飛沫を撒き散らすために配置される。
水責めとバーナー責めの拷問や、真っ赤に噴出する血飛沫、ススキ野原、櫓の炎上もまた然り。
何より眼を奪うのは、クライマックスで過剰なまでに散乱する紙片(即ち、風)の凄まじさだ。
激しく舞い踊る紙片の狂騒ぶりが理由もなく活劇的に映画を盛り上げる。

杉本美樹の無表情、室田日出男や郷英治の神経症的な顔面を際立たせるネオン照明の照り返しも秀逸だ。

ヒロインの受ける拷問、傷跡、バスタブ、風、そして破り捨てられる警察手帳は、
どことなくイーストウッド譲りといった趣。
ユーカラさん [DVD(邦画)] 8点(2011-07-15 23:08:18)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 7.20点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.75
このレビューの偏差値 64.29
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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