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《ネタバレ》 奏者をコンダクトするJ・K・シモンズの顔面と手の連動ぶりは
舞踊のごとく、その静と動のメリハリは確かに視覚的快感すら催す。 その凄みとパワー故か、主人公であるマイルズ・テラー共々 クロースアップ主体のフレームサイズでバランスを取らざるを得なく なったようでもある。 様々な対話シーンも台詞やショットの間合いを極力詰めてリズムと テンポを作っているが、顔面アップ中心となるのはやはり気に掛かる。 ラストの檜舞台もそれが復讐の場ならば尚の事、晒し者にされる主人公と 聴衆達とのスケール比較をフレーミングで際立たせる等のひと工夫が欲しい。 主人公の憧れの場がこじんまりとしていては、彼の屈辱感が伝わらない。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2015-05-24 08:58:24)
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