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映画は暗闇の中に響く機械音で始まる。
視界の制限された舞台で、人物達がオフからの音を聞きつけることを契機に 場の状況が変化していくシーンが多い。 彼らは塀の奥から聞こえてくる音響に恐怖し、 発信音のテンポの変化を頼りに脱出口を探す。 ここでは音響が映画のサスペンスを高める要素となるわけだから、 その演出にはもっとデリカシーが欲しい。 前半に少なくとも二箇所、SEに余計なBGMを重ねて 却って音のサスペンスを損ねているところがある。 画面的には、開閉装置の映画であるから迷路のシーンにはそれだけで ある程度の奥行きと立体性は保証されるだろう。 もっとアクションの見せ方には工夫が欲しいが。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2015-06-14 22:22:50)
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