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母と暮せば のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 母と暮せば
製作国
上映時間130分
劇場公開日 2015-12-12
ジャンルドラマ,ファンタジー,戦争もの
レビュー情報
《ネタバレ》 長崎を舞台とする映画なら、坂の勾配は必須の要件と云っていい。
舞台となる二階家は結構な高台の上だ。映画の当初からそれは湾の眺望と共に提示される。
それだけでなく、大学の講堂の座席から教壇を見下ろす、二階から階段下を見下ろす、
枕元の吉永小百合を見下ろすなど、二宮和也のポジショニングにも高低や段差が意識されている。

中でも上がり框を舞台として履物を脱ぐ、居間に上がる、鼻緒を治すなど足への拘りは顕著で、二宮の白いソックスに関わる演出はとりわけ目を引く。

舞台劇的な趣向をベースとしつつ、
二階部屋に差し込む美しい西日や長雨や曇天、木枯らしなど天候の効果を加味してドラマの緊張を高めている。
映画は雲の上から始まり、雲の上へと帰る。宗教画になったきらいもあるが。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 7点(2015-12-20 23:54:54)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 5.31点
作品の点数分布
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100.00%
2215.38%
300.00%
417.69%
5215.38%
6538.46%
7323.08%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.64
このレビューの偏差値 56.33
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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