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ぼくは明日、昨日のきみとデートする のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ぼくは明日、昨日のきみとデートする
製作国
上映時間111分
劇場公開日 2016-12-17
ジャンルSF,ラブストーリー,ファンタジー,青春もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 流れていくレールと、光に満ちた車窓の風景。オープニングから照明に対する意識が非常に高い。

陽の当たる窓際に立つ小松菜奈。さらにホームでは自然の順光が、デートの際にはアンティークのランプやイルミネーションの光が、
映画スクリーンや水面の反射の照り返しが、多種多様な光でもってひたすら彼女を賛美するように輝かせる。
あるいはホームに入ってくる電車のライトが彼女を徐々に照らし出していく。美術教室の外光が彼女をまるで異世界のように包む。
それら映画の要でもある光の操りは、ドラマの主題にもかなったものだ。

時間を視覚化する針時計、砂時計、メリーゴーラウンド、交差する複線のレールや月光と、モチーフの映画的活用も巧い。
理屈は荒唐無稽だが、黒板に描かれた円環の図一発で納得させる強引さを買う。

後半の劇伴の過剰さ、エピローグの蛇足感が少々玉に瑕だが、主演二人の清潔感と彼らを魅力的に撮りあげたスタッフの技が
伝わるのがなによりだ。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 8点(2016-12-18 19:50:55)
その他情報
作品のレビュー数 26件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
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113.85%
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5311.54%
6415.38%
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8830.77%
9623.08%
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作品の標準偏差 1.96
このレビューの偏差値 52.60
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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