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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
製作国
上映時間127分
劇場公開日 2017-02-03
ジャンルファンタジー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 其処此処にちらつくハリーハウゼンは勿論、屋敷上階の窓から急傾斜の屋根へと子供たちが脱出するシーンなどはふと宮崎駿の高所感覚を思い出させるし、
宙に浮かぶ少女エラ・パーネルが海中の沈没船へと沈んでゆく美しいシーンは押井守などを彷彿させる。
水中で彼女のはく息が水玉となって主人公エイサ・バターフィールドの顔を包むなどのロマンティックなイメージ創造は素敵だ。

沈没船を浮上させるシーンの高揚感や、遊園地に流れるポップなBGMがそのまま映画の劇伴BGMにスライドして活劇を盛り上げていくあたり
クライマックスへ向けてのテンポアップもいい調子だ。

それだけに、『1941』とまではいかなくとも観覧車などの遊具はもっと活用して欲しいところだし、クライマックスの舞台がタワーであるなら
高所の特性を活かしてアクションを構成して欲しい。
ヒロインの特性が空中浮揚にあるのだから、ここで二人の協闘をもっと見せてくれれば、二人の別離と再会はもっと感動的だったろう。
敢えてそうはさせないところがバートン流なのだろうが。
ユーカラさん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2017-02-07 23:54:43)
その他情報
作品のレビュー数 21件
作品の平均点 6.57点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.53
このレビューの偏差値 51.83
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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