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《ネタバレ》 映画開始時の効果音、責任逃れの官僚像とか、SATのくだりとか、画面内のメディア映像とか、すぐにそれと判る本広監督印だが
もう一点記すとすればあのベンチの用法だろう。佐藤健と浜辺美波がそれぞれ逆向きにベンチに腰掛けて語り合う構図は 一発で本広監督の刻印と判る。そして当然二度目のシーンでは同一の向きで腰掛けることも。 登場人物の過去の生い立ちだの、動機や背景の説明だのをことごとく排して現在進行形のドラマに徹しているのがいい。 「貴方が嫌いだから。」活劇映画はこのシンプルな動機付けで十分なのだ。 原作由来で、4D仕様ということも考慮すれば仕方無いのだろうが、映画単体で見ればあの分身幽霊に必要性はあまり感じられない。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 6点(2017-10-09 20:17:01)
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