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《ネタバレ》 東京とか京都とか既存の地名を用いながら、ほどよく背景を加工し、あるいはユニークな美術を施して異世界を演出している。
アイドル三人のアップに偏ることなく、引きのショットもふんだんに採り入れて世界観の提示を崩さない姿勢がいい。 佐藤寛太が森川葵をバス停まで送るシーンでは、二人の間の距離を絶妙なバランスでフレームに収めつつ 横移動で緩やかにフォローしていく。その会話の要所要所でカッティングインアクションでアップに繋ぐ。 二人の距離の変化や動き、バスが上り坂からやってくるタイミングに合わせて滑らかに回り込んだり、寄ったり。 そうした人物の感情に寄り添った堅実なカッティングとカメラワークが素晴らしい。 結婚式の列席者そっちのけで、式場から空港へと駆ける。 良識的には☓でも、映画的には〇。ということで、古澤健は今回も安定している。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 6点(2017-10-18 22:12:50)
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