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リアリズムの宿 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 リアリズムの宿
製作国
上映時間83分
劇場公開日 2004-04-17
ジャンルドラマ,漫画の映画化,ロードムービー
レビュー情報
映画館でこんなに笑ったのは久しぶりというか、ないかもしれない。あと、鉛色の空が印象的。つげ義春から逸脱して青春映画に変えた監督さんは見事だと思う。さてところで、カウリスマキの映画ってとても面白いのだけど、フィンランド人が見たらもっと濃い密度で楽しむことができるのだと思う。と、このように国で映画を区切るのは映画のあり方からしてナンセンスな気がするが、それでも反対にこの日本映画である「リアリズムの宿」の笑いをフィンランドの人が日本人が笑うように笑うのは不可能な気がする。私たちは助詞助動詞を自然に使いこなす(自分はそんな自信はまったくないけど)ものだが、だからといって英語の前置詞は簡単にはマスターできないように、言語にはなかなか超えられない見えない壁がある。だからこそ映画という存在があるのだが。遠くの国で小津映画が賞賛されている現実がまさにそう。そしてこういった言語の壁を埋めるのは戸田奈津子のような人たちなわけだが、フィンランドの翻訳者はこの映画をどう翻訳するのだろう。ま、どうでもいいか。言いたかったのは、日本にもカウリスマキがいたということです【追記】カウリスマキはさすがに言い過ぎたか・・・
Qfwfqさん [映画館(字幕)] 7点(2004-12-10 18:07:10)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 38件
作品の平均点 6.92点
作品の点数分布
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100.00%
212.63%
312.63%
4410.53%
525.26%
6410.53%
7821.05%
81128.95%
9615.79%
1012.63%
作品の標準偏差 1.87
このレビューの偏差値 50.23
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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