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《ネタバレ》 ブルース・ウィリスの腹に注目。ベルトの上に贅肉が乗っかっちゃってる・・・。これを見た瞬間、この映画は面白いに違いないと思った。彼と、彼の「元」同僚たちは、その存在だけで20年にも及ぶキャリアと汚職にまみれた暗部を映し出す。彼らからニューヨークという場所の一端を感じ取れる。また同時にニューヨークは彼らをごく自然に画面の中へと収めているように思う。屋上、室内、地下と毛細血管のように張り巡らされた建築物の間と、息の詰まりそうな程溢れかえる人、人、人の間で行われる追走劇。街の細部を知り尽くした彼らの押しと引きのリズム構築の見事さ。そして圧巻はやはりバスでのやり取りだろう。まんまと逃げるブルース・ウィリスとブチ切れるデヴィット・モースという最良の構図を迎えるまでの時間の密度はかなり凄い。「護送される奴が、実はイイ奴」という不変のパターンにも見事にやられる。最初はよーしゃべるウザったい奴だと思っていたが、中国人のおっさんのところで着替えをした辺りから涙腺を緩めるようなことばっかりしやがって・・・負けました。女っ気がほとんどないのが不入りの一因か?妹、良かったんだけどね・・・
【Qfwfq】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-11-04 04:31:05)(良:2票)
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