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接吻 (2006) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 接吻 (2006)
製作国
上映時間108分
劇場公開日 2008-03-08
ジャンルドラマ,サスペンス,ロマンス
レビュー情報
トニー・スコットの「デジャヴ」や、この「接吻」が教えてくれるのは、画面の向こう側にいる人物に恋をするということが如何に命を賭けた行為であるか、という事であって、擬似的に過ぎない視線の取り交わしの埋め合わせに奔走するデンゼル・ワシントンや小池栄子の姿を見つめる我々観客はこう思う。「こいつ、頭おかしくね?」と。とはいえ、彼らの行動原理はいたってシンプルであり、こと「接吻」においてはそんなシンプルな行動原理のぶつかり合いが、過剰な、日常会話の枠には収められないようなセリフによって繰り広げられる。映画はやがて衝撃のラスト(という言葉が何の衝撃性も持ち得ない事を認識しつつ、それでもそうとしか言いようがなく、映画を言葉で伝達する事の徒労を感じる)を迎えるのだが・・・久々にたまげたよ。小池栄子が凄いのはいうまでもないが、「UNloved」でも凄かった仲村トオルの弁護士としての熱意がほとんど職権乱用状態だったり、篠田三郎と小池と仲村によって交わされるレストランでの会話の不気味さだったり、この映画では皆が皆一様にテンパっている。唯一、我々の生きる現実世界と交信(≒感情移入)が可能と思われるのが、一家皆殺しを実行したトヨエツというのも、おそろしい。
Qfwfqさん [映画館(邦画)] 10点(2008-07-29 18:38:13)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 6.75点
作品の点数分布
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6318.75%
7531.25%
8425.00%
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作品の標準偏差 1.52
このレビューの偏差値 64.05
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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