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雁の寺 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 雁の寺
製作国
上映時間98分
劇場公開日 1962-01-21
ジャンルドラマ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
これって、ある意味で「おバカ映画」のジャンルに入るのでは?あるいはお堅い文芸映画に対する川島監督独特のパロディだったのでは?ラストなんて小沢昭一が俗悪坊主として登場するわ、おまけに母雁が貼りかえられているわでこの作品に対して「なんちゃってね」と言ってるようなものだ。いかにも、といった感じの物々しいテーマや寺の荘厳さと週刊ポ○ト・週刊現○の官能小説みたいなのがミックスされた過去のシーンは、真面目な話をしている校長先生が鼻毛を出しているみたいで、噴き出したくなってしまう。この「ごった煮」感(オフビートっていうよりごった煮という言葉が良いような気がする)。つまりこの映画ってどこを切り取ってもやっぱり川島雄三の映画なのでは、と思う。ロープの演出とか、ラストのふすまを使った大胆なカット割り。そして皆さんがおっしゃる若尾文子の存在。ただ、この映画を最初のカワシマ体験にするのはちょっとリスクが大きいかもしれない。
Qfwfqさん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-06 21:39:39)
その他情報
作品のレビュー数 15件
作品の平均点 7.80点
作品の点数分布
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6213.33%
716.67%
8426.67%
9426.67%
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作品の標準偏差 1.60
このレビューの偏差値 50.78
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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