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ブタがいた教室 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ブタがいた教室
製作国
上映時間109分
劇場公開日 2008-11-01
ジャンルドラマ,学園もの,動物もの,実話もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 TV番宣を見て、ちょっと期待した自分が馬鹿だった。

この先生、最初のベクトルしか持っていない大馬鹿だった。

そもそも、豚を「食べるために」飼うという明らかな着地点があったのに、ブタと子供たちに情を通わせる。子供たちは一生懸命に考えて、命というものに向きあおうとしていたのに、彼らの卒業という瑣末な事情で、生き物の運命を決めさせる。挙句の果てに、食べる方法(って、食べてないじゃん結局)を人の手に委ねちゃうって、ただ殺すだけになっちゃってるじゃん。
「命と食」の教育の前に、まず「命」の教育だろう。生き物の命をありがたく食すというのは、「必要最小限」ということも含まれるべきはずであり、無益な殺生をしないというのも大事な教育だと思うが、ぴいちゃんは食べずに済む道があったにもかかわらず、殺されるという。生き物は食べられてしまう可能性があるのは否定出来ないが、食べられてしまう「為」に生まれてくるわけではないことを、この教師は小学生達に教えるべきだった。

意地悪い見方をすると、この少年たちは、後年、「生き物は人間の都合に合わせて、死んじゃうのはしょうが無いんだ」なんて育たないとも言えない。いやいや、そうは思いたくない、6年2組の生徒たちは真剣に向き合った。しかし、この先生の教育は、所詮その程度にしか思えない。

実に、後味の悪い映画だった。生徒に7点、先生に1点。間をとって4点。

Tolbieさん [地上波(邦画)] 4点(2011-06-17 23:17:36)(良:3票)
その他情報
作品のレビュー数 40件
作品の平均点 5.58点
作品の点数分布
0410.00%
112.50%
200.00%
312.50%
4512.50%
5512.50%
6717.50%
7717.50%
8820.00%
912.50%
1012.50%
作品の標準偏差 2.55
このレビューの偏差値 47.57
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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