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《ネタバレ》 この映画の幸せ感って、何かを「見る」ことのか。
希和子が薫に言った「綺麗なものいっぱい見ようね」が、幸せの一つの実現とすると、八日目に他の蝉が見られなかったものを見た、つまり成長した薫が”八日目”に見た「綺麗なもの」は、十数年間憎んでいた育ての母の、自分への愛情と、その思い出だったのだろう。 それが、最後に「まだ見てもいないこの子のことが~」となる結末は、巧い。 運命に翻弄されたこの少女が、母親の愛情を知った事を、希和子に教えてあげたくなった。「良かったな、お母さん」と。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-01-15 17:25:18)(良:2票)
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