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びっくり武士道 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 びっくり武士道
製作国
上映時間87分
劇場公開日 1972-01-21
ジャンルコメディ,時代劇,シリーズもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  見るまでコント55号の喜劇だとは気が付かなかった。あの頃、55号にはホントに腹を抱えて笑った記憶があるのだが、この映画は殆ど笑うところがない。あの時代に見ていれば、可笑しかったのだろうか。でもまあ、自分的には、岡崎友紀ちゃんを拝めればOK!だったので特に不満はないし、物語は意外と、と言うと原作者に失礼だが、期待以上に面白かった。
 そう、物語自体はなかなか考えさせられるストーリーだ。臆病で非暴力主義な侍は、世間の力を以って上意討ちを果たそうとする。行く先々で、「この男は人殺しだ」と吹聴することによって、世間が彼を疎外するという技だ。公開当時の世間の平和観にピッタリだ。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」いるのかもしれない。関わり合いになりたくないために、宿屋は扉を閉ざし、茶屋はお茶も出せない。彼は次第に追い詰められてゆく。
 人は大勢のつながりでこのを世生きているのか、とか、人の噂だけで人を追い詰めちゃうのはどうなのか?とか、色々な考え方が心に浮かぶ。そんな複雑な気持ちで最後の決着を迎えると、さすが非暴力の人、そう決着するかあ、という感じ。

 ところで、このタイトルだが、「初笑い」の部分は、キャッチコピーじゃないのかな?本編のタイトルには、『びっくり武士道』としか出てこないよ。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 6点(2012-08-09 08:20:33)
その他情報
作品のレビュー数 3件
作品の平均点 6.00点
作品の点数分布
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