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図書館戦争 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 図書館戦争
製作国
上映時間128分
劇場公開日 2013-04-27
ジャンルアクション,ドラマ,SF,ラブストーリー,シリーズもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  『革命の翼』を見た時に僅かに感じていた嫌悪感、図書隊の軍事組織化あるいは軍事力部分が、拡大してしまった。実際に相手が武装している以上、丸腰という訳にはいかないだろうが、気持ちとしては図書隊は文民組織であって欲しかった。

 そこんトコロをぐっと飲み込んで見てみると、今回の映画版は前のアニメ版と違って、銃撃戦もある真っ向からの衝突を描いており、「二つの異なる考えをどう解決するべきか」というような事を強く考えさせる。現実社会でも今、「ヘイトスピーチ」などと言う言葉によって、表現が抑え込まれようとしていたりして、なかなか油断の出来ない状況にある。

 話が逸れたが、良化隊という組織のやり方が非道なのは間違いないし、作中での資料は守らねばならないのは理解できる。守るというのは、なかなか難しい話で、劇中で「専守防衛」などと言う懐かしい言葉が出て来たが、楯だけ持っていてもモノは守れない。
 『革命の翼』では、まだ穏やかな世界観でそこんトコロうまく描いていたが、武力衝突に発展した今作では、主人公にとうとう人を撃たせてしまった。激しい銃撃戦と格闘シーンのあとだけに、見ている側も作中人物もサラリと流してしまっているが、この衝撃は大きいはずである。あのシーンの後、主人公が悩んだり苦しんだりする展開があるのかと思ったら、良くやった、メデタシメデタシ、で終わり非常に驚いた。
 ここが、この映画の中で一番気に入らない部分である。

 ところで最後に気になったのは「図書館はすべての不当な検閲に反対する」という部分。実際に図書館の自由に関する宣言を元にしたということだが、何故に「不当な」を入れたのか?厳格に解釈すると、法に基づいた良化委員会の検閲は正当であり、それを拒否できないのではないだろうか?
Tolbieさん [DVD(邦画)] 6点(2013-10-16 10:04:12)
その他情報
作品のレビュー数 36件
作品の平均点 5.00点
作品の点数分布
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225.56%
338.33%
4719.44%
51027.78%
61027.78%
738.33%
812.78%
900.00%
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作品の標準偏差 1.37
このレビューの偏差値 55.29
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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