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プラチナデータ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 プラチナデータ
製作国
上映時間133分
劇場公開日 2013-03-16
ジャンルドラマ,サスペンス,SF,ミステリー,刑事もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  キムタクにキムタク節があるように、二宮くんにも二宮節があるように思う。殊に彼の怒鳴り芝居は「まかた感」が付きまとう。しかし、彼の場合には、そんなにイヤな感じがしないのが救いだが。まあ、それはともかく。

 究極の個人情報であるDNAを国が全て取得して一括管理する、しかも権力者たちの特権を仕込んだシステムを作るなどという、ワクワクするような巨悪と戦う個人の話。こういうのはアメリカ映画の大好物な素材なのだが、日本でうまくいくのかどうか…。

 無実の罪を着せられた天才技術者が、逃げながら事件の謎に近づくというのは、パターンではあるがそれなりに面白くできていると思う。
 しかし、この設定を見て一番気になる、個人情報の一括管理という部分について、物語は殆ど意義あるドラマを語らない。見る者が一番感じている、このシステムの倫理的問題点に、事件の中心がない。真相に気付き修正プログラムを作った兄弟とは違い、何も知らなかった二宮が嵌められる理由も誰が嵌めたのかも語られず。

 だが、それより何より、この映画で一番気に入らないのは、次の点だ。最後に彼が真犯人を撃つ部分。彼がトヨエツに銃を渡すカットでは、左手に逆手で銃を持っていた。右手に持っていたものを左手で持ち直した感を出していた。が、実際に撃つシーンでは左手に持ったままだ。どちらの手で撃つかは、どちらの人格が撃ったかを示す、重要な問題であるはずだ。
 私としては、真犯人に罰を与えるのは、彼女の創り育てた人格であって欲しいし、リュウが人を撃つのはそぐわないと思うので、その時瞬時に人格が入れ替わるような、銃を持ち替えるカットが欲しかった。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 6点(2013-09-19 02:28:20)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 25件
作品の平均点 4.40点
作品の点数分布
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114.00%
228.00%
328.00%
4936.00%
5520.00%
6416.00%
728.00%
800.00%
900.00%
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作品の標準偏差 1.47
このレビューの偏差値 57.41
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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