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STAND BY ME ドラえもん のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 STAND BY ME ドラえもん
製作国
上映時間95分
劇場公開日 2014-08-08
ジャンルSF,コメディ,シリーズもの,ファミリー,TVの映画化,漫画の映画化,CGアニメ,3D映画
レビュー情報
《ネタバレ》  鼻がただの突起になっている3D 表現の顔を見た時に、まさしく日本の漫画のアニメーションだなあと、そしてそれを普通に受け入れてる自分は日本の漫画読者なんだな、などとヘンなところに感心してしまった。
 他のドラえもん映画のレビューで言及したように、いわゆる今までの長編ドラえもん映画のような、「何かと戦う話」でないのは良し(というか当たり前の話だが)。その中でドラえもんはのび太の成長する話だと書いたが、本作はまさしくその路線で描かれている。だが…。
 原作にあるエピソードをいくつか繋ぎ合わせ、のび太が少しづつではあるが成長している事を見せている。
 だが、最後のジャイアンとの決闘に負けなかったのび太くんのエピソードに、思ったほど感動しないのである。

 物語は、のび太の将来を、「しずかちゃんとの結婚」を指標として進む。ジャイ子にしてみればまあ酷い話だが、それは置くとする。
 『雪山のロマンス』を経て、メデタクしずかちゃんと結婚するまでに漕ぎつけてメデタシメデタシとなるのだが、ここではドラえもん寝てるだけだで、その絆の物語としては弱い。ドラえもんとのび太の絆にしっかり感情移入できないと、この後の二人の離別の物語で感動できないのではないか。
 劇場で私の隣の女の子(向こう隣の男のカノジョ)が泣いていたが、彼女はおそらく多くのTV版や、原作での思いを心に背負って、それを踏まえて感動しているのだろう。そういう人は多いと思う。それを否定しはしないし、私だってそれなりに感動はしてる。彼らの友情の長きを知っているから。

 だが、のび太の「STAND BY ME」として、独立した映画としては、ちょっと弱いのではないか、というのが私の本作への評価である。

 ちなみに、本作ではしずかちゃんの入浴シーンはおろか、パンチラシーンまである。アメリカでそのまま公開はできないなあ、などと考えてしまう。
Tolbieさん [映画館(邦画)] 7点(2014-08-11 23:45:48)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 49件
作品の平均点 5.27点
作品の点数分布
012.04%
100.00%
248.16%
348.16%
4510.20%
5918.37%
61326.53%
7918.37%
848.16%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.83
このレビューの偏差値 55.20
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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