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《ネタバレ》 海が割れない!
大波が襲ってくるのはもう予告編で見たから、その前段階の海の割れるシーンには、否が応でも期待するではないか!普段、タダのスペクタクルだけの映画には否定的でも、やはり出エジプト記の映画(十戒のリメイクという訳では無いんですね)と聞けば、そこは期待するではないか!神の御業の最もスゴイ、クライマックスのはずの場面を! エジプト人たちにえげつないくらいの厄災を与え、もうそろそろイヤな奴に見え始めてきた神の、人を救う方向の御業としての「海割り」は絶好のイメージアップのチャンスだったのに……。 まあ、しょうがないか。 さて、神と王の話だが間にモーセが入ってて、しかも途中モーセも嫌気が差している期間があったりして、そちら側の話がちょっと一筋縄ではない感じ。この神が、少なくともエジプトに罰を与えるところでも、ラムセスに直接話しをしないのは、所詮ユダヤにとっての神に過ぎないのだなあと思ったり。 と言うかホントに超常的な力を持つ者だったら、こうなる前にエジプト人に正しい道を示せよ、なんて考えてしまう。 そもそも、この話ではエジプト人は「悪役」なわけで、それと神の話ではなく神とモーセの話が主題と思うのが、一般的な捉え方だろう。 それをこのタイトルにしてまで王と神を描くというのなら、モーセはもっと脇役的で良かったし、神と自分を神と言い張る男の対峙を見せるくらいの大胆さがあってしかるべきだったのではなかろうか。 【Tolbie】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-02-02 21:55:45)
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