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《ネタバレ》 これに、軍隊の大軍が戦争している必要はあったのだろうか?軍が出てきて、大勢の戦闘がないほうが不自然という見方もあるかも知れぬが、私は西部劇に軍が出てくるのって、好きじゃない。理由は、西部劇というのは私にとって、一人一人の「男の生き方」の映画だと思っているのだが、軍隊って「組織の物語」だからだと思う。でも、そう考えると、今回彼らが橋を破壊したのは、「組織の理不尽」を個人が吹き飛ばした、という事なんだろうか。
そんな穿った見方は置いといて、物語の最後の三人決闘は、面白い展開で、しかも一人の弾を抜くことで、実にユニークな「作戦勝ち」になっている。そしてその優勢を保ったままでの、最後の意趣返しの展開は、お見事。 最後にクリント・イーストウッドが去っていく姿を見て、これ善玉かよ?って思った途端、最後のセリフ。まんまと敵の思うツボの反応をしてしまったようだ。掌で踊らされたみたいだ。でも、悪い気はしていない。けっこう面白く見れた。「卑怯者」が、所謂「憎めないヤツ」と言われるような愛嬌は無いにしても、殺されて是と言うほどの悪人には思えないからだと思う。 【Tolbie】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-06-19 18:12:15)
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