| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 全世界的規模の物語でスケールはでかいし、CGというのかVFXというのかもうわからんが、ちょっと暗くて何がどうなってるのか見にくいのを除けば、映像表現は見事なのだが、どうしても物語の展開的に強引な点が気にかかる。
バカな狂信者が愚かなことをしでかして取り返しのつかない状況になるのって、観ていてウンザリする。怪獣同士を戦わせるための方便としてもちょっと稚拙な感が否めない。世界各地で色々な奴が勝手に目覚めているんだから、モスラもギドラも普通に目覚めてよかったんじゃないか?怪獣たちはいつの間にか引き合わせば闘うと既成事実化されているようで、それもヘン。キングギドラだけは宇宙由来の異質なモノ扱いで(まあ、それも自然の一部だが)それを排除しようとするのはいいけど、モスラとラドン(ロダン?)はなぜ戦う?それに、キングギドラを倒した後に集結した巨大生物たちが、王にひれ伏すようにおとなしくなるのもどうよ?ライオンキングかよ!(怪獣ランドなんだろな)物語的には前作で感じたように、このゴジラ(たち)は、自然の回復力の象徴らしい。ならば最後におとなしくなるんじゃなくて、ガンガン人間社会を破壊して地球の自然を回復しろよ。 さて、前作で渡辺謙について、研究者なら「山根」だろうと書いたが、今回は遂にゴジラに特攻する役で「芹沢」らしくてちょっと感心。嬉しかったのは、ゴジラの何度目かの登場時(弱っていたのから復活した時だったか?)に、伊福部昭のゴジラテーマが流れたことだ。やっぱりテンション上がるな。 ・・・それにしても、この世界観のまま次はコングと共演なのか?髑髏島は出てきたけどコングは今回出なかったよな。あれはどういう意味付けになるんだろう? 【Tolbie】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-06-09 20:15:37)(良:1票)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |