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《ネタバレ》 オールドウエスト、中世ヨーロッパ、古代ローマ、それぞれの世界が堪能できるテーマパークは、登場人物(動物も)が、全てコンピュータ制御のロボットで、絶対に人間に危害を加えないはずだった。ところがお定まりのコンピュータの誤動作で、人間たちが次々に殺されていく。
西部時代にいた主人公を執拗に追い詰めるのは、ガンマン406号。その強いガンマン、ユル・ブリンナーの黒シャツ姿は、荒野の七人の彼を彷彿とさせ、ちょっとずるい感じのイメージ作戦だ。そして、逃げても逃げても追いかけて来て、何度ダメージを負ってもしつこく迫り来る様は、まるでターミネーターのような恐ろしさ。 コンピュータに、何もかも任せてしまう事に警鐘を鳴らす映画は、いくつかあるが、これはちょっとエンターテイメント側によっている。殊に劇中の西部の酒場での乱痴気騒ぎなどは、何故だか懐かしい感じで楽しませてもらった。 とは言っても、何とか406号をやっつけた主人公が、力なくへたり込む姿にかぶせるテーマパークの宣伝文句が、逆説的な怖さを誘う。 【Tolbie】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-27 23:57:26)(良:1票)
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