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野菊の如き君なりき(1955) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 野菊の如き君なりき(1955)
製作国
上映時間92分
劇場公開日 1955-11-29
ジャンルドラマ,ラブストーリー,モノクロ映画,青春もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  回想シーンに枠をはめる手法、悪くはないんだけど、殆ど全編という長時間になると、ちょっと鬱陶しい感じもする。

 十五歳という絶妙な子供ぐあいの頃合いの、淡い恋心。回想者(正男さん)の視点を約50年ずらした木下版は、この物語が昔の思い出であることをことさら強調し、その情緒の機微を偲んでいる。が、原作では、正男の一人称で語られて、気持ちの移ろいや、成り行きへの悲しみなどが、よく理解できるようになっているが、映画の場合には客観視点で描かれるため、主演の二人の演技のそっけなさも相まって、その辺がちょっと分かりにくい事は否めない。

 ところで、正男さんはリンドウのような人。リンドウの花言葉は、「悲しみに暮れているあなたを愛する」。巧く出来てますね。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 5点(2012-08-04 04:35:18)
その他情報
作品のレビュー数 22件
作品の平均点 7.45点
作品の点数分布
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414.55%
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6522.73%
7522.73%
829.09%
9627.27%
1029.09%
作品の標準偏差 1.62
このレビューの偏差値 40.60
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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