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《ネタバレ》 美しいものが滅びてゆくのは、悲しい。こう文字にすると、至極当たり前のことだが、そういった普通の事をことさら普通に、穏やかに、淡々と綴っていったのが、この映画なのだと思う。その穏やかな滅び方が、これを観た若い頃にはよく分からず、退屈でもあった。
しかし最近(自分自身美しくはないが)、「終わりの時」がどんどん近付いているのを感じる身としては、それを考えると悲しく切なくもあるが、滅びつつある自覚が希薄そうな彼女らよりは、幸せなのかもしれない。 そしてやはり、日々していることは「いろいろあったけど、何も変わらへん」とも言える。 こうやって、何とはない普通の事をしつつも、終わりを迎えるのだなあ、などと思う。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-03-02 02:00:16)
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