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火の鳥(1978) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 火の鳥(1978)
製作国
上映時間120分
劇場公開日 1978-08-12
ジャンルSF,時代劇,特撮もの,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 市川崑監督自身、「どうしてこんなモノ撮ったのか」と言ったらしいですな。
まあ、判ります。アニメーションと実写部分が全く乖離しているから。
アニメーションは面白くなければいけない、とかいう固定観念にでも、取り憑かれていたかのようなふざけっぷりは、手塚か鈴木伸一かどっちのせいか知らないが、相手が市川崑であることを考えると、ある意味凄いです。しかし、実写部分もかなり長くて退屈。特にナギと猿田彦の情愛の部分は、小っ恥ずかしくて見てられません。
ジンギが最後に、火の鳥に「後世に我が名を伝えよ」と言い放つ部分で、ちょっと盛り上がっちゃたから、最後のタケルたちの話がとってつけたエピローグのように感じてしまいます。いろいろな人の命の欲望と業の歴史の果てに、生き残った新しい命が、火の鳥に祝福されて新しい世界を得る、この物語の最後の部分は、黎明編の特に私の大好きな部分だったので、非常に残念でした。

でもでも、このテーマ曲は素晴らしく美しく、劇中には出てこないけど、日本語歌詞をつけた、松崎しげる氏の歌も素晴らしいので、ちょっと甘めだけど、3点。
(「テレビ鑑賞」としてありますが、実際には、二十数年前のテレビ録画を観たものです。)
Tolbieさん [地上波(邦画)] 3点(2011-06-22 18:30:50)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 3.40点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.62
このレビューの偏差値 48.48
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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