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美女と野獣(1946) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 美女と野獣(1946)
製作国仏,ルクセンブルグ
上映時間95分
劇場公開日 1948-01-27
ジャンルドラマ,ファンタジー,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  ベルの周りの人間がビックリするほどクズで引く。シンデレラに出てきそうな意地悪な姉たちや、親の財産を借金のかたにする兄。野獣を殺してしまおうと発案する求婚者(これは仕方ないかもしれないが)。まあ、それはいいとして。

 壁から出た手が燭台を持っていて人が歩くにつれそれが動くとか(しかもアレ、燭台を渡してくれたり出来るんですね!)、動き回る人を目で追う胸像とか、まるで舞台作品でお目にかかるような魔法の演出のイマジネーションが凄い。一方、兄の友人が野獣に変わる所や野獣が王子に変わるところ、ベルが瞬間移動するところなど映画ならではな表現もある。

 物語的には、ベルが野獣に心惹かれるようになる経緯がちょっと納得しずらい。そこのところの感情移入が薄いので、野獣が王子に戻った後のベルの態度が「どこの馬の骨とも知れぬ王子」にただそれと判ってなびいているだけ風に映る。よく考えると、これはかなり大きな弱点かもしれない。

 だけど魔法が溶けた王子が空を飛ぶのは変だよなあ。
Tolbieさん [DVD(字幕)] 6点(2017-08-21 18:29:22)
その他情報
作品のレビュー数 14件
作品の平均点 7.14点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.41
このレビューの偏差値 44.23
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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