Menu
 > 作品
 > ノ行
 > 野菊の墓(1981)
 > Tolbieさんのレビュー
野菊の墓(1981) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 野菊の墓(1981)
製作国
上映時間91分
劇場公開日 1981-08-08
ジャンルドラマ,ラブストーリー,青春もの,アイドルもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  『Wの悲劇』の澤井信一郎が(こっちが先だけど)、真っ向勝負のアイドル映画だ。しかし、同時に真っ当な『野菊の墓』でもある。

 最初に登場した民子の、あまりのイモっぽさに、これがあの松田聖子か?と驚くが、物語が進むにつれて、だんだんと可愛く見えてくる。映画というのは大したものだと改めて思う。いや、これが演出の力というものか。
 原作や木の下版で、イイ所の無かった政夫が、今作では民子の嫁入り時にリンドウを渡せたのは、良かった。こんな昔の、十五の少年にこんな事が出来るのか、という向きもあるかもしれないが、若者は自分の想いに誠実であるべきだ、などと考えたりもするのだ。

 それにしても、樹木希林は凄いわ。民子に張り合う勘違いおばさんとして、邪魔くさく感じていたが、嫁入りに悲しむ民に上着を羽織ってやるあたりで、すっかり気持ちを持っていかれた。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 6点(2013-02-26 05:10:33)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 21件
作品の平均点 6.33点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4314.29%
5419.05%
6419.05%
7628.57%
829.52%
914.76%
1014.76%
作品の標準偏差 1.58
このレビューの偏差値 48.67
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
野菊の墓(1981)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS