Menu
 > 作品
 > ヤ行
 > 八つ墓村(1996)
 > Tolbieさんのレビュー
八つ墓村(1996) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 八つ墓村(1996)
製作国
上映時間127分
劇場公開日 1996-10-26
ジャンルサスペンス,犯罪もの,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  松竹版よりはマシ。何がって、犯行の動機が、ちゃんと原作通りだったこと。そこに犯人の気持ちがあった事。まあ、考えてみれば当たり前だけれども、タダの相続狙いの殺人と言えども「愛の物語」として描いた『犬神家』から始まり、事件の核心には必ず人間のドラマがあった、この市川版シリーズとしては、ここのところは重要だったはず。そしてもちろん、観る側もそのほうが面白い。クイズやパズルを見にいっているのではないのだ。
 とはいえ、そこんトコロ描き切れているかというと、微妙。お約束を楽しみにしている人もいるようだが、毎回同じ事やる警部(この事件は等々力じゃなくて磯川だよね、ホントは)の件を削ってでも、もうちょっとその辺に力を入れて欲しかった。大体、あの人は同じ人にもかかわらず、何故いつもいつも金田一を知らんのだ?

 で、この映画、今までの、少なくとも『女王蜂』までと比べると、何かが違う、何かが足りない感じがする。特徴を備えていない感。おどろおどろしさ?時代性?過去が現代に仕掛けている禍々しさ?そういった「テイスト」が感じられないのだ。あれほどの猟奇事件があるのに、だ。巧くは言えないが。だから、と言うのも、おかしな評価の仕方だが、イマイチ期待には答えていない感じ。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 5点(2012-08-09 16:06:08)
その他情報
作品のレビュー数 36件
作品の平均点 4.11点
作品の点数分布
012.78%
125.56%
225.56%
3616.67%
4925.00%
51336.11%
612.78%
712.78%
800.00%
900.00%
1012.78%
作品の標準偏差 1.74
このレビューの偏差値 52.92
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
八つ墓村(1996)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS