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時をかける少女(1997) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 時をかける少女(1997)
製作国
上映時間106分
劇場公開日 1997-11-08
ジャンルSF,ファンタジー,モノクロ映画,青春もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  アニメーション版のレビューで、あのさわやかな結末を「ハッピーエンド」と書いて、少し「どうなのだろう?」と考えることがあった。こんな有名作なのに、恥ずかしながら原作を読んでないので、本来どうなのか分からぬが、知世版を元として考えると、この物語のハッピーエンドって、本作のような事ではないと思うのだ。
 本作では、ラベンダー事件の後15年後に、和子と深町は再び出会う。しかもどうやら和子は彼の事を忘れていたのに、彼を見たとたんにそれを思い出したようだ。

 時をかける少女って結局、成就できない純粋な頃の想い、を追い求める少女の物語だったのではないかと、最近思うのだ。15年後の顛末は、ただのエピローグではなく、重要な意味を持っていたのではないか。人は時とともに移ろい変わり、成長する。だから昔は取り戻せないのだ。だから、思い出は美しいのだ。だから、少女は時をかけているのだ。今作の和子は昔の想いを現在につなげたが、彼女は却って、時を止めた少女となってしまったのではないか。
Tolbieさん [ビデオ(邦画)] 4点(2013-01-23 03:01:03)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 4件
作品の平均点 4.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.87
このレビューの偏差値 50.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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