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《ネタバレ》 主役、脇役、みんなの目の演技だけで、泣かされてしまった感じです。「尊厳死」・・・こういった宿題をもらったような気になる作品(答えは各自の心の中に・・・みたいな)は嫌いではないのですが、あれだけ家族の愛がありながら死を切望するラモンには、「家族のために生きろ!」とスクリーンに向かって叫びたくなりました。フリアは生きる事を選択しましたが、心が通じたラモンをも忘れています。 そのラモンがフリアへ宛てた手紙の言葉には切なくなりました。 痴呆でこのまま身体機能をも衰えていく中で生きていくフリアと、自死を選んだラモン。 どちらが良いとか幸せとか簡単には言えないです。 そう思わせる事こそ、この映画をいいと思った理由かもしれません。
【プリシラ3103号】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-06-17 16:53:17)
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