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《ネタバレ》 SF映画で大事なことって、映像だけでなく『どこまでその世界観にどっぷりハマれるか』にあると思うんです。思うにこの映画、2019年という年代設定もあり、現在の技術でももう少しで届きそうな電車のデザインやセットが現実離れしておらず、スッと物語に入り込めました。これって、けっこう大事なんです。あの、オシッコと一緒に出てくる虫とか、みんな同じ白い服を着てるとか、いろんな小道具を使って楽しませてくれました。管理された社会を最新鋭の機器で統制していき、その中の小さなホコロビがシステムを破綻させてしまう。ありがちですけど、テーマは分かりやすい。冷静に考えると、クローンたちのクライアントって、みな金持ちなんですよね? ずいぶん若い人が多すぎるような。ブシェーミの変な性癖がこの映画で、イチオシですね(笑)。 終盤、ダラダラ感はあったものの、面白かったことは確かなので、限りなく9点に近い8点ぐらいで。
【どんぶり侍・剣道5級】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-01-08 22:43:30)(良:1票)
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