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鶴八鶴次郎(1938) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 鶴八鶴次郎(1938)
製作国
上映時間89分
劇場公開日 1938-09-29
ジャンルドラマ,モノクロ映画,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 録画したままで見れていない成瀬映画が幾つもある。そんな中でようやく見た。長谷川一夫と山田五十鈴の二人が互いに惹かれあいながらも芸のことについての食い違いから喧嘩してばかりいる。成瀬映画によく出てくる喧嘩のシーン、今回もこの二人の喧嘩の迫力の凄いことといったらない。それでいて、いつまでも尾を引かないのは二人が本当に相手を信頼し、愛しているからこそ伝わる喧嘩、コミカルな雰囲気が何とも楽しい。成瀬巳喜男監督らしいメロドラマの中に張りつめた緊張感もあって見応え十分の映画になっている。山田五十鈴の三味線のシーン、あの時の目線、隣でじっと構える長谷川一夫、こういう緊張感のある構図をさりげなく描くことの出来る成瀬巳喜男監督はやはり素晴らしい監督であると改めて思った次第でございます。
青観さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-04-06 21:44:32)
その他情報
作品のレビュー数 15件
作品の平均点 7.73点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.93
このレビューの偏差値 53.09
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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