Menu
 > 作品
 > ツ行
 > 月夜の願い/新難兄難弟
 > 青観さんのレビュー
月夜の願い/新難兄難弟 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 月夜の願い/新難兄難弟
製作国
上映時間97分
ジャンルドラマ,コメディ,ファンタジー
レビュー情報
《ネタバレ》 相変わらずタイトルだけ見ると何とも甘さの残る映画のようだけど、監督が「ラヴソング」と同じだけあって、上手い。話的には確かに「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ぽいけど、私は断然、こっちのが好きです。父と子、それも息子にとっての父親とは何か?てことを深く考えさせられる。父から見る息子と息子から見る父親、それぞれ違う一面をこの映画では笑いを交えて楽しく、時にはほろっとさせてくれる画き方がされていて、あの若き頃の父親に対してローラのどこに惚れたの?という問いに対するやりとり、「胸が大きい所に惚れた」って、いやはや、なんて男らしくて、解り易い。単純で良い。まるで男の本心をずばりと言われているようである意味、心が痛む。レオン・カーファイが子供達に「一人は皆の為に、皆は一人の為に」と問うのを聞いていて、それを見て馬鹿にしたように笑うトニー・レオンも面白い。美しき女性相手に発する眼からのビームなんて普通有り得ないけれど、実際に有り得ないことを見せてくれるのもこれまた映画としての面白さ、良さであったりする訳で、過去の世界から現実の世界へと戻ってきた息子がベッドで横たわる年老いた両親と抱き合うシーン、それを病室の外で見て泣いている医者、最高です。この映画は父と息子の関係は親子であって、それ以上に友達であるような存在だというのを思い出させてくれるそんな映画です。
青観さん [ビデオ(邦画)] 8点(2010-06-05 10:47:41)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 7.14点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4114.29%
500.00%
600.00%
7228.57%
8457.14%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.36
このレビューの偏差値 54.67
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
月夜の願い/新難兄難弟のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS