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ゲッタウェイ(1972) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ゲッタウェイ(1972)
製作国
上映時間123分
劇場公開日 1973-03-16
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,ラブストーリー,犯罪もの,小説の映画化,バイオレンス,ロードムービー
レビュー情報
《ネタバレ》 これはもう、何と言ってもスティーブ・マックイーンがかっこ良い。とにかく全てにおいて本当に男の中の男っぷりを遺憾なく発揮している。黒いスーツ姿に銃を構える姿のかっこ良さときたら、男の私が観ても惚れ惚れしてしまうぐらいのかっこ良さ、スティーブ・マックイーンの魅力の一つに渋さ、そして、クールであること。また愛する者(女)への愛情表現の仕方も何もかも本当に渋くてかっこ良い。そんなスティーブ・マックイーンが連れ添う女(自分の女房)アリ・マッグローと手を取りながらゴミ回収車の中から脱出する場面なんて、本来なら汚く見える場面なのに、それが驚くほど美しく見えるのは、これはイチにもニにも監督であるサム・ペキンパーの美のセンス、それは殺しの場面においても同じで最近の映画の多くに見られるやたらリアルなだけで美というものを感じないものとは一味も二味も違う一つの絵のような映像の美しさ、殺しのシーンをいかに美しく描くかということ。その意味でこの映画の殺しのシーンはどれも美しい。一つだけ例を挙げるとマックイーンをはじめ、男達が銃を撃つ時は血は出るものの、大げさには映さずに何気に映すだけ、更にアリ・マッグローが男に対し銃を撃つ時にはけして、近くでは映さずに遠くから映す。女性に対するいたわりを感じることが出来ます。そのいたわりについても言わせて貰うと血が出ているアリ・マッグローの額を優しく拭いてあげるスティーブ・マックイーンの男らしさ、優しさ、これは単なるアクションものを超えた愛する者通し、男と女の再生ドラマ、ロードムービーでもある。
青観さん [DVD(字幕)] 8点(2007-10-29 22:25:49)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 86件
作品の平均点 7.36点
作品の点数分布
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111.16%
200.00%
300.00%
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555.81%
61820.93%
71618.60%
83136.05%
91112.79%
1044.65%
作品の標準偏差 1.42
このレビューの偏差値 53.16
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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