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《ネタバレ》 ヒッチコックらしいユーモアが所々で散りばめられている。例えばポテトの袋に詰められた死体を探す場面、死体の袋をポテト袋だらけの中で探すというユーモア、奥さんの作った料理に悩まされる警部やらのちょとしたユーモアはヒッチコックらしいし、楽しめる。その一方で映像が何ともグロすぎる。またヒッチコック映画と言えば女優の美しさを観るのも楽しみの一つである。美しい女優がどのようにして、犯罪に巻き込まれ、それをどうやって救うか?カメラの向こうでヒッチコック自身が女優を自分好みのように描くというのもヒッチコック映画の楽しみである。それが今作では感じられないのが残念です。またヒッチコック映画では珍しい女性の裸、しかし、ここでのその裸も見ていてもゾクゾクするものが感じられない。ヒッチコック映画=サスペンスとユーモアと女優を観る楽しみ、その中で女優の楽しみが感じられないので、観ていてもドキドキすることが少ない。スリラー映画としての楽しさはそれなりに感じられるし、つまらない映画でもないけど、一度観ればそれで良い。もう一度、観たいというものがこの映画には欠けている。
【青観】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-01-01 14:39:11)(良:1票)
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