Menu
 > 作品
 > キ行
 > 嫌われ松子の一生
 > 青観さんのレビュー
嫌われ松子の一生 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 嫌われ松子の一生
製作国
上映時間130分
劇場公開日 2006-05-27
ジャンルドラマ,コメディ,ファンタジー,ミュージカル,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 うわあ~何か物凄いものを観てしまった気がする。この映画、内容はとんでもなく悲惨な話なのに、何故だ?最後の方なんて感動してしまった。松子の妹(市川実日子)の「お帰りなさい!」と松子(中谷美紀)の「ただいま!」には完全にやられました。不覚にも涙してしまった。まさかこんな暗くて悲惨な物語に感動するなんて、予想もしませんでした。松子の女性としての愚かさ、したたかさはまるでどこか「風と共に去りぬ」のスカーレットの様だ。本当は物凄く心の弱い人間なのに強そうにふるまうその姿は正しくスカーレットそのもの!そして、そんな松子の不幸な人生を演じた中谷美紀のあまりのぶっ飛んだ演技に、私の脳裏はがつんとやられました。これだけの不幸な物語を監督の中島哲也監督は素晴らしい映像の数々、あまりの不幸な物語をまるで一種のファンタジー映画の様に描く辺り、本当にお見事としか言いようがありません。早くも今年の洋画も含めてのナンバーワン候補に会った気がする。10点でも良いぐらいの本当に凄い映画ではあるけど、「火曜サスペンス劇場」の片平なぎさはちょっとやり過ぎの気がするので、マイナス1点!しかし、間違いなく私の中では2006年を代表する傑作の一つであることだけは変わりません。
青観さん [映画館(邦画)] 9点(2006-06-03 19:20:20)(良:4票)
その他情報
作品のレビュー数 207件
作品の平均点 7.02点
作品の点数分布
000.00%
141.93%
273.38%
331.45%
4125.80%
52210.63%
6167.73%
74119.81%
85325.60%
92914.01%
10209.66%
作品の標準偏差 2.12
このレビューの偏差値 54.42
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
嫌われ松子の一生のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS