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M(1931) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 M(1931)
製作国
上映時間99分
ジャンルサスペンス,モノクロ映画,犯罪もの
レビュー情報
《ネタバレ》 ドイツで実際に起きた殺人事件を描いたこの作品、音への拘りがとにかく凄いのと、モノクロの映像から伝わってくる恐ろしさ、例えば犯人の吹く口笛えと1番最初に殺人者が出てくる場面で少女に声をかける時も顔を一切見せずに声と影だけで見せるその映像、全てが本当に恐怖というものを観ている側に暗示させる。何でも見せれば良いというものではない。この監督さんはその辺りが最近の監督とは大きく違って、よく解っている。光と影と音の効果によって見えない恐怖を描くことで、より恐ろしい作品に仕上げている。見習うべき点が今の監督さんには沢山、あるのではないかな!作品のタイトルにもなっているMの文字の使い方も見事です。見つけた犯人の背中に「M」の文字を押し付けるといった試みによって描くことで、追う者と追われる者との戦いをスリリングに描く効果を上げている点も見逃すわけにはいきません。
青観さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-12 20:57:48)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 32件
作品の平均点 7.28点
作品の点数分布
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200.00%
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5515.62%
6515.62%
7618.75%
8928.12%
9618.75%
1013.12%
作品の標準偏差 1.42
このレビューの偏差値 53.57
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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