Menu
 > 作品
 > ア行
 > あの手この手(1952)
 > 青観さんのレビュー
あの手この手(1952) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 あの手この手(1952)
製作国
上映時間92分
劇場公開日 1952-12-23
ジャンルドラマ,コメディ,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 おう!これは思わぬ拾い物!流石は市川昆監督です。何を捕らせても、どんなジャンルにおいても標準以上の少なくとも今の日本映画、いやいや、アメリカ映画よりレベルの高い作品を撮る。この作品は川島雄三監督の「女であること」に雰囲気からして本当に似ている。あちらに比べてこっちのがコミカルで楽しめる。久我美子がまずは何と言っても可愛い。可愛いて意味においては黒澤明監督の「酔いどれ天使」に匹敵するぐらいとにかく可愛い。そんな可愛い久我美子に振り回されぱなしの森雅之、こんなコメディアンぶりを見せてくれるあたりはやはり名優間違いない。女に振り回される男の弱さと女の強さ、これを見ると男って生き者は女に振り回されるのが嫌いと言いながらも結構好きなのかもしれない。えっ?お前はどうかって?ご想像にお任せします。相手が久我美子みたいに可愛い子なら大抵の男は振り回されてみたいと思うような気がします。
最後にこれ、違うキャスティングでも見てみたい気がする。例えば、若尾文子に振り回される市川雷蔵、左幸子に振り回される小沢昭一じゃ「品川心中」だよなあ!司葉子に振り回される小林桂樹じゃ「社長」シリーズか?まあ、色んなキャスティングでも十分楽しめると思います。
青観さん [ビデオ(邦画)] 8点(2009-03-22 11:17:56)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 6.29点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4114.29%
500.00%
6342.86%
7228.57%
8114.29%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.16
このレビューの偏差値 62.73
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
あの手この手(1952)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS